コラム

シアリスについて

2015.08.28

シアリス最大の利点は「持続力」です。何と30~40時間もの間、効果を発揮し続けます。さらに、食事やアルコールの摂取によって影響されることも少ない、というメリットも兼ね備えているのです。つまり、服用のタイミングを考えたり、効果時間内に性行為を行わなければ、というプレッシャーを感じたりすることなく活用できます。たとえば金曜の夜に服用すれば、日曜までその効果を持ち続ける、というわけです。こうした特徴から「ウィークエンドピル」とも呼ばれ、親しまれています。このような利点が反響を呼び、2013年には世界シェア約42%を獲得し、世界市場で1位になったとも言われるほどです。こうした背景には、シアリスが2007年に国内で認可を受けた新しいタイプの治療薬であることも理由の一つと言えるでしょう。いわば、バイアグラ(1999年発売)やレビトラ(2004年発売)で叶えられなかった夢を叶える新しい治療薬、と捉えられたのではないでしょうか。

そんなシアリスですが、残念ながら処方を受けられない方もいらっしゃいますので、ご注意ください。

【シアリスの処方を受けられない方】

・硫酸剤を使用中の方
・心血管系障害などにより性行為が不適当と考えられる方
・先天的に不整脈がある方や、現在抗不整脈薬を使用中の方
・脳梗塞、脳出血や心筋梗塞、狭心症の方
・重い肝障害のある方
・網膜色素変性症の方
・治療による管理のされていない不整脈の方
・低血圧または高血圧の方

上記以外にもシアリスを併用すると危険をもたらす薬もありますので、服用中の薬剤のある方は必ず薬名を控える、もしくは薬を持参の上、クリニックを受診してください。
またレビトラにも副作用が見られます。主な症状は「顔のほてり」「目の充血」「頭痛」「動悸」「鼻づまり」などです。

シアリスにも、バイアグラやレビトラと同様に、偽造品がインターネット上で流通されており、見分けが付かないほど精巧に作られています。しかしその中身は、有効成分が含まれていないばかりか、死亡事故につながるケースほどの危険なものも流通しているのです。せっかく快適に過ごすために服用しても、死に至るほどの危険を伴っては、何の意味もありません。必ず正規のクリニックで処方を受けて、正しく使用してください。