早漏について

早漏症治療薬トラマール(トラマドール)

トラマール(トラマドール)とは?

薬

トラマールはトラマドールを主成分とする非オピオイド鎮痛剤と呼ばれるお薬で、癌の痛みや慢性の痛みなどの治療が困難な病気の痛みを和らげるお薬です。
現在早漏症治療の研究目的で投与される場合があります。
しかしトラマールが早漏症に効果があった場合でも現在早漏症に対しては処方の適応はありません。
トラマールを早漏症の方に使用する場合はユリーフなどと同様に「適応外使用」といって本来の使用目的ではないことを理解した上で最終的には自己責任で服用することになりますが、ユリーフなどと同じく実際に処方されるケースはまれでしょう。

2012年、中国でパキシルとトラマールの早漏症改善効果を検討した研究があり、トラマールの服用で射精までの時間が3分延びたと報告されています。
これはSSRIであるパキシルと同程度の早漏症改善効果だったそうです。ただしこの研究の基準を満たしていた人はたったの7例でした。研究の人数があまりに少なすぎてその効果はなんとも言えませんね。

また、副作用はパキシルよりもトラマールのほうが多かったそうです。
トラマールは同じ治療困難な痛みに対して使用される麻薬のモルヒネほどではありませんが、便秘や吐き気・嘔吐、眠気等の副作用があります。
吐き気は慣れてきますが改善するまでに少し時間がかかることが多いようです。
また、トラマールには依存性がありますのでこの点も注意が必要です。トラマールとパキシルどちらかを選べ、と言われればパキシルのほうがまだ副作用が少ないぶん、いいのかも知れません。いずれにせよ、トラマールがプリリジーに取って変わる薬剤ではないことだけは確かなようです。

ユリーフ・トラマールは危険!

薬

早漏症治療を専門としたクリニックでは必ず厚生労働省の承認のもとプリリジーの取り扱いをしています。
ユリーフ(シロドシン)やトラマール(トラマドール)は効果が少なく、副作用が強いため早漏症専門クリニックがこれらを処方することはありません。

安易な服用は危険ですので注意してください。

トラマールやユリーフなどのお薬を早漏症治療薬として処方される場合はその使用が「適応外使用」となるため、医薬品副作用救済制度(医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほどの重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度)の対象とならない可能性があります。
なにか問題が起きた場合でもご自身の責任となりますのでドクターと相談のうえで服用してください。

もしユリーフ、トラマールを早漏治療で服用し副作用や中毒となり、死ぬまで逆行性射精に悩まされたり、トラマール中毒になっても救済措置はありませんのでどうしても服用したい方はその点をきちんと理解して服用してください。