コラム

センフォース

2018.09.27

EDとは勃起不全を指し「Erectile Dysfunction(勃起機能の低下)」を略したものになります。詳しく言えば「性交時に十分な勃起を得られない為、あるいは十分な勃起が維持できない為、満足な性交が行えない状態」となります。いわゆる「勃たない」「中折れ」「たまに勃起しないときがある」「勃起はするけど硬さがない」などがEDの症状と言えます。
1998年の日本国内でのEDに関する調査では「たまに勃起し、性交中にぼっきは維持できる」とした中等度のEDと「勃起に至らない為性交が不可能」とした重度のEDは軽く1000万人を超えており、単純計算でも4人に1人がEDの症状を抱えているとも言えます。EDを発症する原因は人により異なりますが、いずれも専門のクリニックで治療薬を処方してもらえるのでEDでお悩みの方は一度こちらのサイトで紹介させていただいてるクリニックで受診してみてはいかがでしょうか。

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今回は「センフォース(Cenforce)」についてです。

センフォースとは

センフォースは1995年創業の本社がインドにあるセンチュリオン・ラボラトリーズ(Centurion Laboratories)社によって製造販売されているED治療薬です。センフォースは世界初の経口ED治療薬として世に出た三大ED治療薬のバイアグラ(Viagra)と同じ有効成分のシルデナフィル(Sildenafil)を含んでいるバイアグラジェネリックに位置します。ちなみに、センチュリオン・ラボラトリーズ社はジェネリック大国と呼ばれるインドにおいて高品質なものを低価格でアジア諸国はもちろん、ヨーロッパや中東などへ輸出しています。もちろんED治療薬の身に限らず漢方薬や栄養補助薬、抗菌剤や抗生物質など幅広く医薬品を取り扱っています。

センフォースの飲み方・服用

センフォースはバイアグラのジェネリック医薬品ということからも服用の仕方はバイアグラと同様に、空腹時に水かぬるま湯で服用することで約30分~1時間で効果が現れます。個人差があるため、初めてED治療薬を飲む方は1回(1錠)で判断せずに5~6回は服用することが肝心です。体調や食事の影響を受けるため、効果の判定にばらつきがあるとされているためです。効果は3時間~6時間持続しますが、しっかりとした効果を得るのであれば「空腹時の服用」であることが重要なポイントとなります。ED治療薬が胃腸で吸収されるため、食事などが胃腸に残っているとED治療薬の吸収が妨げられてしまうからです。もしどうしても食事を挟む予定ができてしまった場合は食前食後は2時間以上空けて、脂肪分や油分のある食事を避け腹八分目以下に抑えておくことが目安になりますが、これも個人によって胃腸の状態は異なるため注意が必要です。

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センフォースの効果

有効成分にシルデナフィルを含んでいるため、バイアグラと同様にPDE-5阻害薬に分類されます。cGMP(環状グアノシン一リン酸)が血管拡張促し陰茎海綿体への血流量増加が起こりますが、PDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)という酵素が活性することによりcGMPを分解して勃起をおさめようとします。その働きをED治療薬が阻害することでスムーズに勃起や勃起維持ができるようになります。PDE-5が活性化すると射精後と同じように勃起がおさまるため、勃起前や性交中で過剰にPDE-5が活性化しているEDの状態は勃起の起点であるcGMPを分解し続けている状態だと言えます。効果に関する注意として、ED治療薬を服用したらすぐに勃起をするというわけではなく、性的なアプローチや興奮材料がなければ勃起に至りません。また、効果の持続時間中ずっと勃起をし続けるわけではなく射精や興奮がおさまれば勃起もおさまるようになってますので安心してください。

センフォースの副作用

「薬」と名の付くものには副作用がつきもので、これも体調など個人によっては出たりでなかったりする人に分かれますが、基本的にED治療薬の副作用としては頭痛やほてり、はなづまり、動悸などが挙げられます。薬の効果が切れれば自然と副作用もおさまるため過度の心配は無用です。

センフォースが服用できない方

硝酸剤など狭心症薬に含まれるニトログリセリンなどを服用中の方や血圧降下剤などを服用中の方、前述の通り狭心症や心不全の方、6ヶ月以内の心筋梗塞や脳梗塞や脳卒中の既往歴がある方、シルデナフィル製剤に過敏症をお持ちの方、重度の肝障害をお持ちの方、未成年の方などは服用できません。また、これ以外にも禁忌とされる疾患や飲み合わせができない薬があるため一度医師に相談することが好ましいです。

センフォースの購入について

現在、インターネット通信販売や個人輸入代行業者によって手軽にED治療薬を購入することができるようになっていますが、メーカーの調査によってネット通販を利用して購入したものの中に偽造品が混入していたということが広く知れ渡っています。これらを知らずに服用した場合、有効成分が含まれてないことや全く関係のない成分によって健康被害を受ける可能性が考えられるため危険です。体調や持病などのことも踏まえて専門のクリニックや医療機関で医師とよく相談し、処方してもらう薬を手にすることが安全だと言えます。

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