コラム

ゼネグラの効果と飲み方・服用方法

2018.07.12

ゼネグラ(Zenegra)とは、インドのアルケムラボラトリーズ(Alkem Laboratorise Ltd.)社が製造販売しているバイアグラ(Viagra)のジェネリック医薬品です。
有効成分がバイアグラと同じくシルデナフィル(Sildenafil)で、バイアグラと同様に陰茎海綿体の平滑筋の緊張を緩めることによって血流を促し勃起不全を解消します。

アルケムラボラトリーズ社は1973年に創業され、ジェネリック医薬品の製造販売会社として知られており、他にも骨粗しょう症、糖尿病、抗マラリア、心臓血管、検疫抑制剤など多くの種類の薬剤を手掛けており、世界48ヶ国で流通しています。

ゼネグラの用量は100mg錠があり、バイアグラやバイアグラジェネリックは25mg錠や50mg錠100mg錠とありますが、世界的に見てもシルデナフィル含有100mgのものを用いることが一般的です。また、ゼネグラはインド国内外での臨床試験が行われており、症状によりますが約70~90%の割合で有効とされています。また、EDの症状がない方でも服用することで勃起時間が持続されますしジェネリック医薬品は先発品と比べても安価で購入できます。

ゼネグラの効果

上記の通りゼネグラはバイアグラと同じ有効成分のシルデナフィルをもつバイアグラのジェネリック医薬品という位置づけなため、20代以上の成人男性であれば年代関係なくEDに悩む男性のサポートをする薬になります。「勃起しない」「硬度不足」「中折れ」などといったEDに関する様々な悩みには気軽にED治療専門のクリニックで受診されることをお勧めします。

有効成分のシルデナフィルが勃起に必要な血流を陰茎の海綿体へ送り込むために働きかけるのですが、通常だと性的刺激を受けることで海綿体への血流が増加し、陰茎が膨張することで勃起します。
cGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が性的刺激を受けた際に脳からの指令で生成され血管を拡張させて血流を増加させます。しかし、勃起に必要なcGMPを分解し陰茎海綿体への血流を妨げるPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)という酵素が強く作用し勃起しづらくなります。有効成分のシルデナフィルはこのPDE-5を阻害し、血流を促し勃起するのを補助するのでPDE-5阻害薬と呼ばれます。
また、性行為の途中で陰茎への血流が引いてしまうことによって起こる「中折れ」の症状や、前戯など最初は勃起していたのに萎えてしうという男性の悩みも勃起の持続時間が作用するため改善します。

※EDの男性は勃起に必要な血管を拡張する作用を持つcGMPが加齢や精神的要因で分泌されづらくなっている状態で、勃起に必要なcGMPを分解し勃起をおさめるPDE-5は放出され続けているので相対的に勃起しづらくなっています。実はPDE-5は全くいらないものというわけではなく、cGMPが分泌されつづけて永遠に血流が陰茎海綿体に増加し続ける(勃起し続ける)のを射精や性的興奮がおさまったときにPDE-5がcGMPを分解し、拡張された血管を収縮し勃起をおさめる作用があります。

ED治療薬の作用や効果を見ればわかると思いますが、基本的にED治療薬全般に「性的興奮」や「精力増強」などの精力剤の効果はありません。あくまで、性的興奮を受けて陰茎が勃起しようとするところの補助をする役割になります。

ゼネグラの服用

ゼネグラの服用はバイアグラと同じく、性行為の約1時間前に1日1回1錠水かぬるま湯で空腹時に服用すると30分~1時間で効果が出始め、3~6時間効果が持続します。


有効成分のシルデナフィルは食事の影響を受けやすい為、食前食後など食事の際はその内容にも注意が要ります。食前での服用であれば1~2時間空け、食後でもやはり同じくらい時間を空けてから服用することが好ましいです。また、食事の内容は焼き肉や脂っこいラーメン屋パスタなどを避け、腹8分目や7分目程度に抑えておくことがポイントとなります。胃や腸に食べ物の残差物が胃壁や腸壁に残ることでシルデナフィルの吸収が妨げられてED治療薬としての効果が出づらくなるためです。また、アルコールとも相性が良くないので避けるか、過度な飲酒は控えることをお勧めします。

ゼネグラの副作用

副作用もバイアグラジェネリックなので、バイアグラと同様な副作用になります。主に顔のほてりや鼻づまり、頭痛や目の充血などが挙げられ、アルコールを摂取した時のような症状に近いと言えます。副作用は個人差があるので全くでないという方もいますが、基本的にED治療薬の薬効が消失するのと同様に副作用に関しても時間とともにおさまるので過度な心配は不要ですし、副作用が出てきたら効果が表れた証拠でもあると認識してよいです。万が一、薬効が消失した後も副作用がおさまらなければ医師に相談することをお勧めします。

ゼネグラを服用できない方

こちらもバイアグラの服用禁忌や併用禁忌薬と同様に、狭心症や心筋梗塞をお持ちの方、硝酸剤やニトログリセリン系製剤を服用してる方、不整脈や極度の低血圧、管理されてない高血圧の方、心疾患をお持ちの方、重度の肝障害をお持ちの方、網膜色素変性症の方、併用禁忌薬は降圧剤などの硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなど)です。シルデナフィルに血圧を下げる作用があるため降圧剤との併用で血圧が急低下してしまうので注意が必要です。

インターネットでの通信販売や個人輸入代行業者について

現在、ED治療薬はネット通販や個人輸入代行サイトの口コミをみて購入サイトなどで簡単に購入できる時代となりましたが、こうした通販での購入では偽造品や成分が含まれてないものや異なるものが混入していたという報告があります。こうしたことを防ぐためにも、ED専門のクリニックで受診、処方をお勧めします。