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ジマトラ

世界では先発医薬品が発売されてからある程度の間がたつと、特許満了などによってジェネリック医薬品(後発医薬品)が発売されます。日本と海外では特許に関する考え方が異なるため、日本でのジェネリック医薬品は少なく海外に比べて割高になっています。日本国内でジェネリック医薬品を毛嫌いする方がいますが、その原因としてインターネット通信販売や個人輸入代行業者を介しての購入によって偽造品が混入し、知らずに服用した方が思わぬ健康被害を受けた方や副作用が強く出た方の口コミや掲示板の書き込みを見たことによるものだと考えられます。専門の医療機関やクリニックで医師の処方の元に出されたED治療薬は、一般の流通と異なるためこうした混入がありません。また、ジェネリック医薬品は通常、先発品と同じ有効成分によって同等の効果を得られ、研究開発費用が掛からないことから製造費や販売費用が安価になるのと同時に、各国の医薬品の製造に関する保健機関の基準に則って製薬しているため安心できると言えます。
今回は「ジマトラ(Zimatra)」についてです。

ジマトラとは

ジマトラは三大ED治療薬のレビトラ(Levitra)のジェネリック医薬品で有効成分がバルデナフィル(Vardenafil)になります。2016年に設立されたイギリスはロンドンに拠点を置くジマー・ファーマ社(Zimmar Pharma Ltd.)によって製造販売されています。

ジマー・ファーマ社

ジマー・ファーマ社は三大ED治療薬などの人気の高い先発薬のジェネリック化を手掛けており、ED治療薬以外にもフィナステリドやミノキシジルなどのAGA(男性型脱毛症)治療薬のジェネリック医薬品も製造販売しています。ジマー・ファーマ社製品の特長として挙げられるのが、製品パッケージの説明文などが輸出国向けの言語で表記してあるため抵抗がある方でも親しみやすくする工夫がされています。

ジマトラの効果

ジマトラはレビトラのジェネリック医薬品であることからも有効成分がバルデナフィルであり、効果はレビトラと同様に得られます。体調や個人差によって異なりますが、一般的に空腹時に水かぬるま湯で服用すると30分ほどで効果が発現します。大体5時間~8時間ほど効果が持続し、食事やアルコールの影響を受けにくいとされますが全く受けないわけではない為注意が必要です。食前食後は約2時間ほど開けてからの服用が推奨され、食事の内容も脂肪分や油分が含まれるものは胃腸に粘膜を張って吸収されずらくなるため避けることをお勧めします。ED治療薬は服用すれば勃起するという様なものではなく、性的刺激や興奮を得ることによって勃起するのを補助する薬です。よく「性欲剤」や「興奮剤」などと間違える方がいますが、そういった効果はありません。

ジマトラの服用・飲み方

上記の通り、服用時は水かぬるま湯で空腹時がベストです。いくら食事の影響が少ないからと言って食事をしてもいいということではありません。基本的にはどのED治療薬においても食事の影響があり、食べ物などによってED治療薬の効果が落ちるので空腹時の服用が一番効果を実感できるタイミングだと言えます。ジマトラは20mg錠のみになるので1日1回1錠を性交のタイミングで服用し、続けて服用する場合は24時間以上空けてから服用することが重要となります。効果が出なかったからとすぐに2錠目を服用したりすると副作用などが強く出る可能性が考えられ、身体に負担がかかります。

ジマトラの副作用

ジマトラの副作用として、ほてりや鼻づまり、頭痛、紅潮、動悸、消化不良、下痢などがありますがED治療効果がなくなれば自然と副作用もおさまります。特に頭痛にはロキソニンなどの鎮痛剤、消化不良などには胃腸薬が併用できるため気になる方は用意しておくことをお勧めします。副作用に関して過敏に「怖い」と思われる方がいますが、一般薬においても副作用は存在しますし薬と名の付くものすべてに副作用は現れます。これらでもわかる通り、副作用には重篤な物はないため過度な心配は無用だと言えます。ED治療薬の副作用における「ほてり」などは効果の表れだと捉えれば、自分の身体がどのくらいの時間で効果が出始めるかを知ることができるきっかけとなります。

ジマトラが服用できない方

狭心症治療に用いられる硝酸剤や慢性塞栓性肺高血圧症治療のアデムパス錠とジマトラの併用で急激な血圧低下をもたらすため併用できません。また、抗不整脈薬を服用中の方、抗真菌薬、抗ウィルス薬などの併用はできません。未成年の方、女性の方、低血圧の方、不整脈や肝機能障害の方、網膜色素変性症の方、不安定性狭心症を患っている方、血液透析の方、6ヶ月以内の心筋梗塞、脳梗塞、脳出血を起こしたことがある方は服用できません。

ジマトラの購入

冒頭にもあるようにインターネット通信販売や個人輸入代行業者を介しての購入は偽造品が混入していることがメーカーの調査でもわかっています。こうした購入方法で入手した薬を知らずに個人の判断で服用することは大変危険です。ED治療薬を手にするのであれば手間であっても、こちらのサイトで紹介しているED治療専門のクリニックや医療機関で医師の診断で処方されるものが安心で安全なのでお勧めです。