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タドラはシアリスジェネリック

三大ED治療薬の中でも人気のあるシアリスですが、日本国内では未だ未承認の為シアリスジェネリックがありません。しかしながら海外では日本とは特許事情が異なるため数多くのジェネリック医薬品が存在します。先発品のシアリスとジェネリック医薬品(後発品)のシアリスの違いとは、単純に製剤にかける開発コストがかかるかどうかに依っています。つまり、先発品は研究開発費がかかりジェネリック医薬品には初期投資の部分がカットされていると言えます。ですので、シアリスに関わらずジェネリック医薬品は先発品に比べて安価で手に入れることができるということです。また、ジェネリック医薬品は先発品と全く同じ有効成分を使わなければジェネリック医薬品と認可されない為、ジェネリック医薬品はその有効成分から先発品と同じ効果が得られます。今回はそんなシアリスジェネリックの「タドラ(Tadora)」についてです。

タドラ

タドラはドイツのレメディーズ社傘下のジャーマン・レメディーズ社(German Remedies Ltd.)によって製造販売されています。1949年に設立されたジャーマン・レメディーズ社ですが、タドラのようなED治療薬ばかりではなくオーグメンチンと呼ばれる抗生物質や点鼻薬などのジェネリック医薬品を製造販売しており、力を入れています。

タドラの効果

タドラは冒頭の通りシアリス(Cialis)のジェネリック医薬品に位置するため有効成分はタダラフィル(Tadalafil)となります。三大ED治療薬の中でもシアリスは効果の持続時間が長く、海外ではウィークエンドピルと呼ばれるほど人気を博しています。その有効成分であるタダラフィルの効果をジェネリック医薬品は持っているため同じ効果が得られます。

タドラの飲み方・服用

タドラはシアリスジェネリックであるため効果だけではなく、服用方法においても同じになります。タドラはタダラフィル20mgを含んでいるため、水かぬるま湯で服用すると約1時間~2時間で効き始めます。効果の部分にも記載がある通り効果は約30時間~36時間持続する特徴を持っています。効果のピークが服用後の3時間~4時間になります。

タダラフィル製剤では「食事の影響を受けずらいのでいつでも服用できる」ということですが、基本的にどのED治療薬においても食事の影響を受けます。これは他のED治療薬に比べてタダラフィル製剤は数%の差で受けずらいとしていることに依るため、シアリスやシアリスジェネリックにおいても一番効果を得ることができるのは「空腹時の服用」ということには変わりありません。

もし、どうしても食事の予定が入ってしまった場合は食前や食後の2時間以上は時間を空けてから服用することである程度食事の影響を避けることができます。また、食事をする場合でも天ぷらなどの揚げ物や焼き肉などの脂の多い食事を避けることがポイントです。こうした脂っこい食事は胃腸に粘膜を張ってしまいED治療薬の吸収が妨げられてしまいます。もちろん、服用する際の水分においても牛乳などは胃腸に同様な粘膜を張るため吸収が妨げられるため避けることが望ましいです。

”試しに”は5~6回が必要

ちょっと気になったからシアリスジェネリック試してみたいと思われる方もいるかもしれませんが、ED治療薬は上記の通り食事の影響を受けますし体調によっても効果は左右されます。こうしたことからシアリスやジェネリック医薬品関わらず、全てのED治療薬において1錠では残念ながら「試す」というところまでに至らないということです。もし試すのであれば同剤で5回から6回は服用しなければそのED治療薬を試したということにはなりません。「1錠飲んだけど効果なかった」などということをたまに聞きますが、服用方法や体調などに左右されるため回数を重ねてその有効成分の特徴をつかむことが重要です。また、ED治療薬が服用できるのは24時間に1錠とされているので効果がないからすぐに服用することは危険です。思わぬ副作用や副作用自体が強く出る可能性が考えられるため避けることが賢明です。

タドラの副作用

タドラにおいてもシアリスと同様の副作用が発現します。頭痛や鼻づまり、ほてりやめまい、動悸などが現れますが、いずれも重篤なものではなく薬の効果が切れれば自然とおさまります。また、頭痛に関してはロキソニンなどの鎮痛薬を併用できますし胃腸に負担がかかることが気になる方は胃腸薬を併用できます。もし副作用が薬効が切れても続くようであれば医師に相談することをお勧めします。

タドラを服用できない方

一般的なED治療薬を服用できない方と同じ事項になり、医師に管理のされていない血圧に異常のある方、重度の肝障害をお持ちの方、網膜色素変性症の方、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往が6ヶ月以内にある方、硝酸剤やNO(一酸化窒素)供与剤を服用している方などは服用できません。こちらでざっと紹介しましたが、他にも禁忌とされる服用できない項目や注意が必要な場合が多数あるため、服用の際は医師によく相談することをお勧めします。

タドラの購入について

タドラに限らずED治療薬に興味をもってネット通販で検索する方は多数いるかと思いますが、基本的にインターネット通信販売や個人輸入代行業者を介しての購入には偽造品が混入していることがメーカーの調査で判明しています。安易にこうした薬を服用することで重篤な健康被害や最悪な結果を引き起こす可能性が考えられるため、少し手間だと思ってもED専門のクリニックや医療機関で医師の診察を受けて処方してもらう薬を手にする方が安全だと言えます。