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シログラの服用方法と副作用

ED(勃起不全)治療薬で最も普及しているお薬はバイアグラ(シルデナフィル)ですが、世界各国でバイアグラジェネリックが広く製造・販売されています。その他にもレビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、シアリスジェネリックなど数多くのED治療薬が世に出ています。今回はバイアグラジェネリックに当たる「シログラ」についてお話していきます。

シログラの成り立ち

シログラ(Silogra)とは、イギリスのロンドンに本社を置くジマー・ファーマ(Zimmar Pharma Ltd)社が製造と販売しているバイアグラのジェネリック医薬品です。ジマー・ファーマ社はジェネリック医薬品を中心に製造している製薬会社で、ED治療薬やAGA(男性型脱毛症)治療薬を数多く製造販売しています。そして製品のパッケージや説明書を日本語で表記した日本人向けのジェネリック医薬品も多く、海外製品に抵抗のある方でも扱いやすい製品展開が特徴です。

バイアグラジェネリックの種類

参考程度ですが、日本国内にもバイアグラジェネリックがあります。

シルデナフィルOD錠 50mg VI「トーワ」

日本国内で一番最初に誕生したバイアグラジェネリックです。東和薬品が開発しておりOD(Orally Disitegration:口腔内崩壊)錠の名の通り、水が無くても服用できるため利便性を考えると先発品医薬品を上回っていると言えます。ただ効果が出るまでの時間や持続時間は変化しません。

シルデナフィル錠 VI「DK」

大興製薬から開発されたバイアグラジェネリックで、規格は25mg錠、50mg錠があります。バイアグラと同様に水または白湯で服用するタイプの錠剤ですが、見た目はピンク色の丸型になっています。

一部を紹介しましたが、上記だけがバイアグラジェネリックの全てではありません。予算や生活スタイルなどに合わせて様々な種類から選択できるのがバイアグラジェネリックの強みになっています。

シログラの作用機序

バイアグラと同じ有効成分シルデナフィル

シログラの有効成分はバイアグラと同じシルデナフィル(Sildenafil)ですので、作用機序も同じ働きをします。シルデナフィルには勃起に携わるcGMP(環状グアノシン-リン酸)という物質を分解し、勃起を収める働きを持つPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)という酵素の働きを阻害する作用があります。この作用によってcGMPの濃度が保たれ、陰茎海綿体への血流を良くしEDが改善されていきます。

シログラの用量・形状

バイアグラやバイアグラジェネリックは製造販売している会社によって形状が異なってきます。ただ錠剤に含まれている用量や有効成分は全く同じですので安全性が確保されています。シログラは100mg錠のみの規格となっています。剤形は菱形のフィルムコーティング錠で錠剤の色はバイアグラと同じ青色です。シルデナフィルの1日の極量は100mgですのでシログラは1日1錠です。

シログラの服用方法・飲み方

空腹時に飲むようにしましょう

ED治療薬は食事の影響を受けてしまうお薬ですので、バイアグラと同様に空腹時に服用するようにしましょう。性行為の1時間前に水または白湯で飲むようにして下さい。やむを得ず食後に服用する場合は脂っこいものは避けていただき、あっさりとしたものを食べて食後2時間以上空けてから服用するようにしましょう。アルコールも過度な量を飲んでしまうと身体に成分が吸収されにくくなり、十分な効果が得られなくなりますので嗜む程度にしましょう。

シログラの効果・副作用

シログラの有効成分はバイアグラと同じシルデナフィルですので、効果や副作用に関しても同じです。服用してからおよそ30分~1時間程度で効き始め、3~6時間効果が持続します。

副作用は主に、血管を拡張させる作用で起こる顔の火照り、頭痛です。服用して急激に血行が良くなる事から血圧が低下する事で起こる眩暈、視界が一時的に青く見えてしまう青視症やその他にも消化不良、動悸、鼻詰まりなどが挙げられます。これらの症状はどれも一時的なもので時間の経過と共に治まりますので、副作用はお薬の効果が現れてきた印と認識する程度で大丈夫です。副作用の頭痛が気になる方はロキソニンなどの鎮痛剤との併用も可能です。それでも副作用があまりにも気になる方は専門の医師に相談しましょう。

シログラの処方

シログラは日本国内では未承認のED治療薬になります。購入方法は個人輸入やインターネットでの購入のみとなっています。海外製のED治療薬はインターネットの通販サイトなどで簡単に購入する事ができますが、ご自身の体調や持病薬との飲み合わせの観点から、専門の医師の診察を受けていないED治療薬の購入や服用は控えた方がいいでしょう。ED治療薬を処方を考えている方は、正規の専門の医療機関で医師の診察を受けて処方してもらうようにしましょう。