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ジョナリス

ジョナリス(Jonalis)とは、インドのアジャンタ・ファーマ社で製造販売されているタダラフィル(Tadalafil)を有効成分としたシアリス(Cialis)のジェネリック医薬品となります。

アジャンタ・ファーマ社はジョナリスの他にもバイアグラ(Viagra)ジェネリックのカマグラ(Kamagra)や、同じくシアリスジェネリックのタダリス(Tadalice)も手掛けている世界的に規模の大きい製薬会社になります。また、インドや海外では特許事情が異なるためジェネリック医薬品の扱いも異なります。

ジョナリスもシアリスと同じタダラフィルを有効成分としているため、その効果や効能、副作用などについて同じ作用になりますが異なる点としてはジェネリック医薬品にみられる色や形状などコーティング剤が先発品と差別化されています。

 

ジョナリスの効果

ジョナリスの有効成分であるタダラフィルはバイアグラの有効成分シルデナフィル(Sildenafil)やレビトラ(Levitra)のバルデナフィル(Vardenafil)と同様に「PDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬」に分類されています。
そもそも、PDE-5の作用は簡単に言えば勃起した陰茎をおさめる役割になりますが、通常の勃起の流れとしてはcGMP(環状グアノシン一リン酸)が血流の改善し勃起を促します。EDになるとPDE-5が過剰になってしまいcGMPを分解して勃起に至らなかったり途中で萎えてしまう状態に陥ります。PDE-5阻害薬はその名の通り、PDE-5が勃起抑制する作用を阻害し勃起を促す効果があります。
タダラフィルはEDとして研究開発されていましたが、前立腺肥大症や肺動脈高血圧などに対して適応効果があることがわかり、再研究されザルティア(Zalutia) やアドシルカ(Adcirca)という商品名でそれぞれの適応症に対する薬として保険適応を取得し処方されています。

ジョナリスの飲み方・服用方法

上記の通りジョナリスはシアリスのジェネリック医薬品なのでジョナリスもシアリスと同じ効果を示します。1日1回1錠20mg錠を水かぬるま湯で服用します。服用から1~2時間で効果が出始め、最大薬効時間(ピークタイム)は服用後3~4時間で最大約30~36時間効果が持続します。特に有効成分にタダラフィルをもつED治療薬は食事の影響が少ないとかアルコールに影響されないなどと口コミサイトや通販サイトに記載がありますが実際のところ全く影響がないとは言い切れず、基本的にED治療薬はすべて食事やアルコールの影響があるので服用の際は空腹時がしっかりとした効果を実感できると言えます。また、ED治療薬にみられる効果持続時間においても薬効が出てる間ずっと勃起をし続けているということではなく、性的刺激があったときに勃起を促すものです。これもWEB上の他のサイトでED治療薬について「精力剤」や「興奮剤」などの記載がありますが、そういった効果はありません。ED治療薬は飲んだら「ムラムラする」といったような催淫剤の役割ではなく、あくまで勃起しようとするところの補助をする役割です。効果についての記載にもある通り、性的刺激や興奮でスムーズに勃起をするように促す作用をするのがED治療薬であり、PDE-5阻害薬です。

※ジョナリスのベースとなったシアリスは元々2003年にアメリカのイーライリリー社(のちに日本新薬へ移管)が製造販売し、世界で3番目のED治療薬です。シアリスの特徴としてはブロック構造により吸収が穏やかになり世界で初めてのED治療薬であるバイアグラや次に出てきたレビトラと比べるとゆっくり吸収されるので、長時間の効果が期待できるというところにあります。個人差はありますが最大約36時間の効果があるのおで週末に服用することで効果が続き楽しめることから海外では「ウィークエンドピル」といわれ、親しまれています。

ジョナリスの副作用

ジョナリスの有効成分であるタダラフィルは比較的副作用の発現頻度が少ないと言われていますが、タダラフィルに限らず他のED治療薬においても個人差はありますが基本的に副作用はあります。発現が多い副作用としては頭痛やほてり、目の充血やはなづまりなどの報告があります。ごく少数ですが背中の痛みや筋肉痛などの報告もあるようです。稀に起こる副作用として物が青く見えるといった色覚異常が挙げられます。これらの副作用は効果の消失とともにおさまりますので過度の心配はしなくて大丈夫です。ただし、効果の持続時間が過ぎても副作用がおさまらない場合はかかりつけの医師に相談することをお勧めします。

ジョナリスを飲めない方・服用禁忌

ジョナリスを服用できない方は心血管系の疾病や血管系の病気を持っている方、脳梗塞や心筋梗塞、心不全の既往歴がある方、肝障害や腎不全などを患っている方、不整脈や医師の管理されていない低血圧・高血圧のかたも重篤な副作用が発生する恐れがあるため服用禁止か使用制限がされます。

インターネット通信販売や個人輸入代行業者について

インターネットで薬が購入できる時代になり、手軽にED治療薬も手に入れられるようになりましたが、基本的に「治療薬」であるため医師の診察を受診し処方される方がどの治療薬においても「安心・安全」です。これには自己判断で症状を決めつけ、むやみやたらにネット通販や個人輸入代行業者から購入し、偽造品や異なる成分を含むものが混入していたことによります。
事実、こうした報告があるため通販で購入したもので知らずに服用した際に重大な健康被害を受ける可能性もあります。ED治療薬購入の際は専門のクリニックや医療機関で適切な診断と確実な薬の処方を受けることをお勧めします。