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レビトラの通販・個人輸入代行購入には注意

レビトラの品薄状態が続いていますが、どうしてもレビトラが欲しいという理由から通販や個人輸入代行を利用して購入してはいませんか。もちろん、そういった手段でレビトラやバイアグラ、シアリス、ステンドラ、カマグラゴールドなどのED治療薬を購入することは違法ではありませんが、それには大きなリスクが伴います。
今回は、現在品薄で購入が難しいレビトラとED治療薬の通販・個人輸入代行の注意点についてお話していきます。

レビトラ(バルデナフィル)の製造・販売はバイエル社

レビトラは、ドイツに本社を置くバイエル社が製造・販売を行う「バルデナフィル」を有効成分とするED治療薬です。バイアグラに次いで2003年に販売が開始され、日本では2004年に厚生労働省から承認を受けました。有効成分のバルデナフィルは、バイアグラの有効成分「シルデナフィル」と同じくPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害剤に分類され、陰茎周辺の血管拡張、血流増加を促す作用によって、勃起機能の改善をサポートします。

 レビトラ(バルデナフィル)の種類

レビトラには、バルデナフィルの含有量によって、レビトラ5mg錠、レビトラ10mg錠、レビトラ20mg錠の3種の錠剤があります。実際に処方されることが多いのはレビトラ10mg錠以上で、レビトラ5mg錠は取り扱いのない病院・クリニックがほとんどです。また、65歳以上の方にはレビトラ20mg錠の安全性が確認されていないため、適応がありません。

レビトラ(バルデナフィル)の効果・副作用

レビトラ20mg錠のED治療効果は高く、バイアグラ100mg錠と同等と言われています。(日本以外の国ではバイアグラ100mg錠の処方実績が最多です。)レビトラの特徴として、効果が現れるまでの時間の速さが挙げられます。バイアグラは服用後30分から1時間で効果が現れますが、レビトラは少し速い15分から30分で効果が現れるとされています。これは、最も速く効果が現れる「ステンドラ(アバナフィル)」の15分に次ぐ速さです。また、食事の影響をやや受けにくいとされていますが、十分な効果を得るためには空腹時の服用を心がけた方が良いでしょう。服用後、効果は5時間から8時間後まで持続します。

副作用の症状として多くみられるのは、顔の火照り、鼻詰まり、頭痛、動悸などです。ED治療薬の服用で現れる副作用は、薬の効果が切れると共に消えていきますので大きな心配はいりません。

レビトラ(バルデナフィル)の禁忌・併用禁忌薬

レビトラは、バイアグラやシアリスと比べて併用禁忌薬が多くあります。狭心症や心筋梗塞の治療で用いられる、硝酸剤やニトログリセリンは他のED治療薬と共通していますが、レビトラに限っては、抗HIV薬や抗真菌薬(内服)、一部の抗不整脈薬も含まれます。バイアグラは大丈夫でも、レビトラは服用出来ないという場合がありますので、注意が必要です。

また、透析治療中の方はレビトラを服用することができません。バイアグラやシアリスは服用出来ます。

バイエル社の海外工場トラブルにより供給停止

2018年1月より日本製のレビトラの供給が滞り、処方ができない病院・クリニックがほとんどとなっていますが、その原因は海外工場のトラブルによるもののようです。なぜ、日本製のレビトラと海外工場が関係あるんだ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本製とされるものの多くは海外で作られた後、パッケージングや箱詰めを日本国内で行っていることがしばしばあります。それは、コストの高い日本で製造するよりも、海外で製造した方がコストを抑えられるからです。グローバル化した世界では合理的な企業行動ですが、今回は日本のレビトラユーザーにとっては痛い一件となってしまいました。

 ED治療薬の通販・個人輸入代行の危険性

今回のような事態に備えて在庫を確保していたクリニック以外は、2018年3月頃からレビトラの処方が出来ない状態となってしまっています。通販や個人輸入代行を利用してのED治療薬の購入は危険が伴いますので、どうしてもレビトラでED治療をしたいという方は、在庫を確保しているクリニックを受診するようにしてください。ED治療ドットコムでご紹介している、ユナイテッドクリニック各院ではレビトラの処方を受けることが可能です。

 なぜ、通販や個人輸入代行が危険なのか

通販や個人輸入代行で流通する医薬品を調べてみると、多くの偽造品や粗悪品が紛れ込んでおり、なんと約60%は偽物だったという調査結果が発表されています。厚生労働省もこういった方法での医薬品の購入に関して注意喚起をしています。主にインターネットを介して、個人輸入代行業者を通じ医薬品を購入する際に、その医薬品の流通経路を確認することは至難の業です。ここに、個人輸入代行の危険性が生まれます。正規の流通経路を確保していない限り、海外から日本に医薬品が送られてくる間に、どんな業者が介在するかはわかりません。そこに、悪質な業者や個人が入り込むことも十分に考えられるのです。彼らの手によって、粗悪品の混入や、偽造品とのすり替えが発生してしまうことが問題となっています。

海外医薬品=悪ではない

ここで大切なのは、海外医薬品が悪いということではないと理解しておくことです。そもそも、ED治療薬は海外発祥の医薬品です。レビトラはドイツのバイエル社が、バイアグラはアメリカのファイザー社、シアリスはアメリカのイーライリリー社が開発を行い製造・販売を開始した医薬品です。今回のレビトラの例でもわかるように、日本製とされていても海外で製造されているものが多くあります。これらは全く問題のない安全で信頼性の高い医薬品ですから、海外医薬品が悪い訳ではないと分かって頂けるはずです。

医療機関での海外医薬品の取り扱い

海外医薬品を取り扱う医療機関は多くあります。特に美容系のクリニックや薄毛・AGA治療専門のクリニックでは、海外医薬品での治療が頻繁に行われます。こういった医療機関で取り扱われる海外医薬品は、医療機関用の正規の流通経路を経て仕入れをしているもので、製薬メーカーとの直接取引によって直送されています。流通途中で悪質な業者が入り込むことがないので、安全に処方が行われるのです。

 ED治療薬の購入は専門クリニックで

ここまでお話ししてきたように、ED治療薬の購入は医療機関で処方を受けるかたちで行うのが最善の方法です。きちんと医師による診察を受け、持病の確認や適切な用法・用量のものを処方してもらいましょう。ED治療薬には併用禁忌薬がありますし、今回取り上げたレビトラには服用に注意が必要な場合がより多くあります。個人の誤った判断でED治療薬の購入、服用をし、取り返しのつかない事態を招くのは避けてください。

ED治療専門クリニックの受診はハードルの高いものではありません。一度、受診してみれば、これまでのEDに対する不安がスッキリ拭えます。もしもお悩みがあれば、気負わず受診してみてください。