コラム

アバフォースとは

2018.09.17

ED治療薬は現在バイアグラ(Viagra)、レビトラ(Levitra)、シアリス(Cialis)をまとめて「三大ED治療薬」と呼ばれ、ED治療に大変役立っています。また、三大ED治療薬は世界中のED(勃起不全)を発症する男性にとってはメジャーだともいえます。大体この三大ED治療薬による治療でEDの症状は改善されますが、世界各国の製薬会社はこのED治療薬の特許満了に伴うジェネリック医薬品の開発を手掛けており、日々安価で安全な治療薬を悩める人に届けようと企業努力をしています。しかし実は、それだけにとどまらず製薬会社は新たな治療薬(新薬)の研究開発も力を入れています。


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今回は第4のED治療薬であるステンドラ(Stendra)のジェネリック医薬品「アバフォース(Avaforce)」についてです。

アバフォースとは

上記の通りアバフォースは2012年のアメリカFDA(アメリカ食品医薬品局)において承認を得ている第4のED治療薬「ステンドラ」のジェネリック医薬品になります。現在ステンドラはアメリカのみに留まらず、世界40ヶ国以上で承認を得ている状態ですが残念ながら日本国内ではまだ未承認です。インドのセンチュリオン・ラボラトリーズ(Centurion Laboratories)社によってアバフォースは製造販売されており、センチュリオンラボラトリーズ社は他にもバイアグラジェネリックの「センフォース」やレビトラジェネリックの「ビリトラ」なども手掛けています。センチュリオン・ラボラトリーズ社はED治療薬のみならず、抗生物質や漢方薬、抗菌薬や消毒用軟膏など一般の医薬品も取り扱っている製薬会社です。

ステンドラとは

アバフォースの元となる第4のED治療薬と呼ばれるステンドラとは、上記でも少し触れましたがアメリカのヴィヴス(Vivus)社によって2012年に販売されています。しかし元々の研究開発は日本の田辺三菱製薬が行っていました。その途中で権利を移管し現在に至るという経緯があります。

アバフォースの効果

アバフォースもステンドラも有効成分にアバナフィル(Avanafil)を含んでおり、アバナフィルも三大ED治療薬と同様にPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬に分類されるため、他のED治療薬と同じように服用から時間がたつと性的刺激によって勃起するのを補助してくれます。

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アバフォースの飲み方・服用と特徴

アバフォースの有効成分であるアバナフィルの特徴としては、1日1回水かぬるま湯で服用すると約15分で効果が表れる「超即効型ED治療薬」であることです。効果は6時間~8時間持続するため、その早い作用から「レビトラの改良版」とも揶揄されることもあります。硬度に関しては少しマイルドな硬さになるため、間違っても効果が弱いと思ってすぐ次を服用せずに24時間空けてから服用し、硬度を出すのであればバイアグラやバイアグラジェネリックを使用することをお勧めします。

アバフォースの副作用

アバフォースにおいても副作用は発現し、ほてりや目の充血、めまいや頭痛、消化不良などが挙げられます。他のED治療薬においても同様にアルコールで酔った時のような感覚だったり、長風呂でのぼせた時のような感覚だとイメージしておけば大丈夫です。また、薬の効果が切れれば副作用もおさまるので過度な心配はしなくても大丈夫ですが、頭痛や胃腸の調子が気なる方はロキソニンや胃腸薬が併用できるため一緒に服用しておくことをお勧めします。

アバフォースを服用できない方

禁忌事項についても三大ED治療薬と同様に不整脈や狭心症、心不全などの心血管系の疾患をお持ちの方、性行為自体が不適当とされる方、心疾患などで手術をしたことがある方、医師の管理がなされてない血圧に異常がある方、鎖状赤血球貧血や多発性骨髄腫、白血病などの血液細胞の疾患をお持ちの方、網膜色素変性症の方、肝機能や腎機能に障害をお持ちの方、腎臓に透析を行っている方、ニトログリセリン系などの硝酸剤を服用中の方、経口抗真菌薬を服用中の方、HIVプロテアーゼ阻害薬やα遮断薬、高血圧の治療薬などを使用している方も服用できません。上記以外にも禁忌とされる事項はありますのでED治療薬を希望の方は一度専門のクリニックや医療機関へ受診することをお勧めします。

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アバフォースの購入について

現在アバフォースは日本で承認されてない為、インターネット通信販売や個人輸入代行業者を介して購入しようとする方がいると思いますが、ED治療薬は基本的に「医薬品」なので医師から処方されることが好ましいです。また、ネット通販などで購入された中に偽造品が混入していたということがわかっているため大変危険であり、知らずに服用して重篤な健康被害を受ける可能性が高いので避けるべきだとされています。ED治療薬はED治療専門のクリニックや医療機関で処方されるものを手にされる方が確実に安全で安心だと言えます。