コラム

シルディグラの効果と飲み方・服用方法

2018.08.13

現在ED(勃起不全)治療薬はジェネリック医薬品も含めると数多く存在し、世界中の悩める男性の強い味方だと言えます。また、EDを発症する方の約3割が早漏を併発することからも早漏治療薬の存在も知られてきています。早漏治療薬はED治療薬と併用でき、服用回数を重ねるごとに改善していくものですので、早漏で悩む方にとってこの治療薬はED治療薬と外せないものの一つになると言えます。

今回は「シルディグラ」についてです。

シルディグラとは

シルディグラ(Sildeigra)は1978年創業のインドに本社を置くパレックス社(Parex Pharmaceuticals Pvt.Ltd.)で製造販売されるED治療と早漏治療を兼ね備えた合剤です。パレックス社はED治療薬だけではなく、他にも通常の医薬品や動物に対する治療薬などを取り扱っています。また、アメリカにおける医薬品製造基準の基製造されているため品質が高いことが知られ、多くの方から支持されています。

シルディグラの有効成分はED治療薬の代表として知られるバイアグラ(Viagra)の有効成分シルデナフィル(Sildenafil)と早漏治療薬プリリジー(Priligy)の有効成分であるダポキセチン(Dapoxetine)の両方を併せ持っています。

シルディグラの効果

上記の通り二つの有効成分を持っているシルディグラですが、ED治療薬と早漏治療薬では作用に対する体内での働きが異なるため併用ができるといった仕組みから、合剤として開発されていると考えられます。

シルデナフィルの働き
1990年代に狭心症に対する適応薬としてアメリカのファイザー社(Pfizer Inc.)が研究開発していたのがシルデナフィルです。臨床試験において被験者に勃起を促す効果が表れたことから勃起に対する適応に変え販売されたのがバイアグラになります。基本的には、陰茎付近で勃起を促すcGMP(環状グアノシン一リン酸)が血管の筋肉である平滑筋の弛緩を行い、そのcGMPを分解をし勃起をおさめたり過剰に働くことでEDの症状に発展させるPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)を阻害します。PDE-5の阻害をすることで陰茎海綿体への血流を促すので勃起がスムーズに行われたり、中折れなどすることなく維持される効果を得ることができます。

ダポキセチンの働き
はじめは鬱に対する治療薬として開発されていましたが、臨床試験より被験者の射精時間が延長されたことから再研究され、ダポキセチンを有効成分にもつプリリジーが製造販売されました。早漏は英名でPremature Ejaculationと呼ばれPEと略されることもあり、その明確な定義を持っていないのが現状です。これにはパートナーとの満足度の違いや世界での考え方の違いによるからだと言えます。しかしながら基本的な症状は変わらず、脳内の神経伝達物質セロトニンが減少することでドーパミンやノルアドレナリンが興奮によって分泌され、自分の意図としない射精が起きる状態です。これに対しダポキセチンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)として働くため脳内のセロトニン量が増加し、圧倒的に射精時間の延長が可能になります。

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効果に関する注意事項として、シルディグラだけではなく他のED治療薬でも服用したらすぐに勃起が起きるということはありませんし、飲んで勃起するという「精力剤」や「興奮剤」ではありません。通販サイトなどでたまに性欲アップのような書き込みが見受けられたりしますが、基本的なED治療薬の考え方として性的アプローチがあって初めて勃起するのを補助し促す薬になります。

シルディグラの飲み方・服用方法

シルディグラにはシルデナフィルが100mgとダポキセチンが60mg含まれているため性行為の1時間ほど前に服用すると、服用後30分~1時間で効果が表れ始めます。最大薬効時間が約2時間ほどでやってきて効果の持続は2時間~5時間になります。

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服用時の注意事項として、基本的にED治療薬においては食事の影響があるので空腹時の服用が一番効果が得られるタイミングとされています。食事を挟んですぐの服用や、服用後すぐに食事をしてしまうと効果が半減するか効果が得られないという可能性が考えられます。効果や服用に関しては人それぞれなので、一番効果が得られるとされる「空腹時」の服用がベストだと言えます。

シルディグラの副作用や禁忌、購入について

副作用においてはバイアグラとプリリジーでの副作用が発現すると考えられますので、どちらも似た症状として飲酒して酔った時の様にほてりやめまいなど、頭痛や鼻詰まりも挙げられていますがいずれも重篤なものではなく、薬の効果が切れれば自然とおさまるため過度な心配はしなくても大丈夫です。もし頭痛が気になる方がいればロキソニンが併用できます。

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禁忌とされる服用できない方や、併用できない薬が数多く存在します。これらを個人で判断するのは非常に難しいですし危険です。こうした薬剤に関する知識や購入はネットでの書き込みよりも直接医師の指導や診察の下で薬を処方されるよう注意が必要です。ED治療薬の処方はこちらでも紹介しているED治療専門のクリニックや医療機関がお勧めです。